居心地の良い「自分だけの居場所」が、暮らしをもっと豊かにする
2026/06/30

注文住宅というと、LDKや外観、収納など、家族みんなで使う空間に目が向きがちです。
もちろんそれらは住まいづくりに欠かせない要素ですが、実はもう一つ、大切にしたいことがあります。
それは、「自分だけの居場所」をつくることです。
家族と一緒に過ごす時間も大切ですが、一人で好きなことに没頭したり、何もしない時間を過ごしたりする場所があるだけで、毎日の暮らしは驚くほど豊かになります。
居心地の良さに正解はありません

「居心地が良い空間」と聞いて、どんな場所を思い浮かべますか。
大きな窓から海が見える開放的な書斎を想像する方もいれば、
「海風でベタベタするより、落ち着いた小さな部屋の方が好き」
という方もいます。
つまり、居心地の良さに正解はありません。
大切なのは、誰かにとって心地良い空間ではなく、「あなた自身が心地良い」と感じられることです。
だからこそ注文住宅では、一般的な間取りではなく、ご自身の価値観に合わせた空間づくりを考えてほしいと思います。
あなたの居場所はどこですか?
「家の中で、自分の居場所はどこですか?」
そう聞かれると、意外と答えに困る方も少なくありません。
昔は仕事中心の生活で、「会社のデスクが自分の居場所だった」という方もいました。
一方、小学生が学習机を買ってもらうと嬉しそうなのは、「自分だけの場所」ができるからです。
実は大人になっても、この感覚は変わりません。
書斎が欲しい。
お気に入りの椅子が欲しい。
読書コーナーが欲しい。
それは単なる設備ではなく、「自分らしく過ごせる場所」が欲しいという気持ちなのかもしれません。
オープンな居場所、それとも一人になれる場所?
居場所には、大きく分けて二つの考え方があります。
家族とつながるオープンな居場所
リビングの一角に設けたカウンターや、小さな読書スペース。
家族の気配を感じながら、それぞれが好きなことを楽しむスタイルです。
会話をしなくても、お互いの存在を感じられる安心感があります。
ただし家族の共有空間でもあるため、音や使い方には配慮が必要になります。
自分だけのクローズドな居場所
一方、書斎や趣味室のような個室は、自分だけの世界をつくることができます。
好きなインテリアに囲まれ、趣味に没頭できる空間です。
ただし完全に閉じてしまうと、家族との距離が遠く感じられることもあります。
そのため最近では、
・扉を開ければLDKとつながる書斎
・室内窓で家族の気配を感じられるワークスペース
・半個室のヌック
など、「ほどよくつながる空間」を選ばれる方も増えています。
「何をする場所か」を決めると空間はもっと心地よくなる

居場所を考えるときは、「何をする場所なのか」を明確にすると、空間のつくり方も変わります。
例えば、
- 読書を楽しむ場所
- 映画を観る場所
- ゲームをする場所
- 在宅ワークをする場所
- 楽器を演奏する場所
- 絵を描く場所
- コーヒーを飲みながらぼんやりする場所
目的によって必要な照明、換気、防音、収納、家具は大きく変わります。
居場所を考えることは、暮らし方を考えることでもあるのです。
椅子一脚で居心地は変わる
自分の空間づくりでは、床や壁だけではなく、家具選びも重要です。
特に椅子は、居心地を大きく左右します。
デザインだけではなく、
・どれくらい座るのか
・どんな姿勢で過ごすのか
・何をする時間なのか
まで考えて選ぶことで、毎日の満足度は大きく変わります。
手が触れる場所、身体が触れる場所ほど、少しだけこだわって選んでみてください。
家族の空間と、自分の空間。その両方を大切にする家づくりへ
これまでの住まいづくりは、LDKを中心に「家族みんなが快適な家」を考えることが多くありました。
もちろん、それはとても大切です。
しかし、家族は一人ひとり違う価値観を持った個人の集まりでもあります。
だからこそ、
家族で過ごす時間も、
一人で過ごす時間も、
どちらも心地良く過ごせる住まいが、本当に豊かな住まいなのではないでしょうか。
まとめ






注文住宅は、間取りをつくることではなく、「暮らし」をデザインすることです。
その中でぜひ考えていただきたいのが、
「家族の居場所」だけではなく、「自分の居場所」もあるか。
誰にも邪魔されず好きなことを楽しめる場所。
家族の気配を感じながら、自分らしく過ごせる場所。
そんな居場所が一つあるだけで、毎日の暮らしは少しずつ豊かになっていきます。
家づくりを考えるときは、ぜひご家族一人ひとりに問いかけてみてください。
「あなたにとって、一番居心地の良い場所はどんな場所ですか?」
その答えが、世界に一つだけの住まいづくりのヒントになるはずです。
お問い合わせ