「最新木造住宅」の快適性と耐震性

快適性

「危険な暑さ」で年々厳しさを増している日本列島。
Casa Laboの木造住宅では、温熱環境対策として次のような強化策を採用しています。

  1. 断熱性能の強化:
    柱と柱の間に、世界最高性能を誇るネオマゼウス(60mm)とネオマフォーム(20mm)をはめ込み、断熱性能最高等級の7を実現しています。これにより、より快適でエネルギー効率の高い住空間をご提供します。
  2. 先進の窓テクノロジー:
    家の中で最も熱の出入りが多いのは窓です。そのため、快適な住環境を実現するためには、窓の断熱性を高めることが非常に効果的です。
  3. 劣化させない気密性:
    台風や地震が多い日本では、住宅は頻繁に振動にさらされます。これに対抗するため、柱と柱の間に「耐震パネル」を使用し、柱と壁、窓と柱の間に隙間が生まれないようにしています。これにより、繰り返しの振動にも耐える強固な耐震性能を確保し、高い気密性を維持しています。

しかし、昨今の異常な夏の猛暑や冬の寒波を考えますと、これでは不十分であると考え、Casa Laboの木造住宅は、快適性能を向上させるために、更に、以下の独自の躯体システムを採用しています。

  1. 外部環境を蓄熱し逃がす:
    外壁には、「レンガタイル(厚さ15mm)」を貼り付けています。レンガタイルは、他の素材よりも比重が大きく、熱をたくさん蓄えることができます。夏の高温や冬の低温をレンガタイルに蓄え、その内側の通気層から熱を逃がし、そのさらに内側には遮熱シートを使って輻射熱を抑えています。最終的に、世界最高性能のポリフェノール断熱材で内側を断熱しています。
  2. 熱の緩衝:
    レンガタイルによって熱の伝わり方が緩やかになり、外気の温度変化から室内を守ります。これにより、エアコンなどの冷暖房負荷を減らし、室内の快適さを保ちます。

このように、Casa Laboの木造住宅では、断熱と気密だけでなく、蓄熱をうまく利用して快適な住環境を実現しています。
尚、外壁のレンガタイルは耐久性が高く、長持ちするため、初期コストは高めですが、メンテナンスの手間と費用を大幅に減らせます。長期間住む家ではトータルコストが下がり一石二鳥です。

耐震性

Casa Laboの木造住宅では、地震対策として次のような強化策を採用しています。

  1. 高い耐震性能:
    柱と柱の間に「耐震パネル」を使用しています。このパネルは地震の揺れに強く、構造用合板が外れにくい設計になっています。これにより、地震時にしっかり耐えられるようにしています。耐震パネルには「壁倍率5」の特別仕様を採用しています。これは、1メートルの壁に対して、通常の5倍の力に耐えられる性能を持っています。すべての壁(制振装置を除く)にこのパネルを使い、しっかりと耐震性能を確保しています。
  2. 制振装置の導入:
    さらに、「最高性能の制振装置MIRAIE」を12台(2階建ての80坪の家の場合)設置しています。この装置が地震の揺れを和らげ、揺れの影響を減らします。
  3. 基礎部分の強化:
    上部構造の強度に合わせて、基礎部分も強化しています。基礎底板の厚みや地中梁、鉄筋の太さを増やし、地震の力が地盤にしっかり伝わるようにしています。

これにより、Casa Laboの木造住宅は、耐震等級という数字の証明ではなく、本当の意味で非常に高い耐震性を持ち、大きな地震でも安心して暮らせるようになっています。

まとめ

近年の異常気象は、これまでの常識の範囲を遥かに上回り、私たちの生活や健康に深刻な影響を及ぼしています。
従来の地震対策や暑さ対策だけでは対応しきれない、新たな対策が求められています。

昨今の危険な暑さの中、快適な暮らしを求められる方は、是非ご相談ください。

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《執筆者》

株式会社ハウジングラボ
Casa Labo
住まいづくりパートナー
主任 谷口真帆香

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