良いダイニングをつくるためのポイント3選
2021/12/27
住まいづくりの際、ダイニング空間の計画は後回しになっていませんか?
リビングは明るい南側。
キッチンは家全体を見渡せる場所。
そしてダイニングは、その横や前に。
そんな「リビングとキッチンのおまけ」のように配置されがちなダイニングですが、実は家族にとって、とても大切な場所です。
お子様が成長すると、塾や習い事、部活動で忙しくなり、家族全員がそろう時間は“朝食だけ”というご家庭も少なくありません。
個室でそれぞれが好きなことを楽しむことも大切。
しかし、住まいづくりの原点は「家族が仲良く暮らすこと」ではないでしょうか。
ダイニングは、
体の健康をつくる場所であり、
心の健康を育てる場所でもあります。
今日はどんな一日だった?
嬉しかったこと、悔しかったこと。
今週末の予定や、将来の夢の話。
食卓を囲む時間は、家族の絆を深めるかけがえのない時間です。
では、良いダイニングをつくるための3つのポイントを見ていきましょう。
① 食事を楽しむための計画
■ 日常と非日常を想定する
まず考えたいのは、「誰と・何人で・どんな頻度で使うのか」。
例えば、
・普段は家族4人
・月1回のママ友会で大人4人+子ども8人
・年3回の親族の集まりで大人8人+子ども6人
このように、日常と非日常では人数が大きく変わります。
だからといって、年に数回のために大きすぎるテーブルを常設するのか。
伸縮式にするのか。
リビングも活用するのか。
「365日のうち何日か」という視点で考えることが大切です。
デザインや空いたスペースで決めるのではなく、
暮らしから逆算してテーブルサイズと空間を決める。
これが、後悔しないダイニング計画の第一歩です。
■ 外とのつながり・自然光
閉じた空間での食事と、外の景色や植物を感じながらの食事。
どちらが、より豊かな時間になるでしょうか。
テラスで女子会をしたり、親族でBBQを楽しんだり。
そんな暮らしを想定するなら、ダイニングと外部空間のつながりは重要です。
そして何より、「明るさ」はとても大切です。
人は明るい場所に集まる習性があります。
暗い部屋では、同じ料理でも美味しさや楽しさは半減してしまいます。
例えば、朝食の時間に朝日が入る東側配置。
方位を意識した窓計画は、日々の幸福度を大きく変えます。
■ 照明計画とテーブル素材
ダイニング照明は「明るければ良い」わけではありません。
おすすめは、
部屋全体を均一に照らす照明よりも、
テーブルに光を落とすペンダントライトやスポットライト。
食事に光を集めることで、料理はより美味しく見え、
自然と視線が集まり、会話も弾みます。


また、テーブル素材も意外と重要です。
熱伝導率の違いによって、触れたときの体感温度が変わります。
木(0.12W/mk)
< ガラス(1.00W/mk)
< コンクリート(1.60W/mk)
< 大理石(2.79W/mk)
冷え性の方や小さなお子様がいるご家庭では、素材選びも暮らしやすさに直結します。
② 仕事・勉強もできる空間に

ダイニングは「食べるだけの場所」でしょうか?
・持ち帰りの仕事
・家計簿
・子どもの宿題
個室よりも、家族の気配を感じられるダイニングの方が集中できるという方も多くいらっしゃいます。
その場合は、
・調光・調色ができる照明
・必要照度の確保
・コンセント計画
・LAN/Wi-Fi環境
といった“機能面”の準備が欠かせません。
食事の暖色系の光と、集中しやすい寒色系の光。
シーンによって切り替えられる照明計画が理想です。
③ 多用途に広がるダイニング

日本のダイニングは「食事専用」として比較的コンパクトに計画されることが多いですが、海外では大きなテーブルを中心に、
・お菓子づくり
・ものづくり
・工作
・お絵かき
・読書
・おしゃべり
など、多用途に楽しまれています。
ダイニングは、
“家族の活動拠点”にすることもできる空間です。
一つの使い方に限定せず、
暮らしの可能性を広げる視点で計画してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ダイニングは、家具のサイズやデザインだけで決める空間ではありません。
家族の体の健康を支え、
心の健康を育み、
日々の記憶を重ねていく場所です。
あなたは、
どんな時間を家族と過ごしたいですか?
どんな食卓を囲みたいですか?
「良いダイニングをつくるためのポイント3選」をきっかけに、
ぜひご自身の理想のダイニングを思い描いてみてください。
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