未来の暮らしを描きながら進める設計

住まいづくりの主人公はそこに住まわれる方々です。
これから新築をされる場合、新居で暮らす時間は、生涯に亘る時間の7割を占めます。
この長い時間を心豊かに暮していただくために、住まうこと自体を楽しみ、人生を楽しんでいただくことを、目的として住まいを設計することが最も重要な考え方だと思います。

住まいを設計するということは、未来の暮らしを設計することであり、そこでの暮らしが、ご自身やご家族にとって楽しいものになるという視点で設計するのですが、その設計の過程自体を楽しんでいただくことも、重要だと考えています。

未来の暮らしへのワクワク感、まだ見ぬこれから生まれてくる新たな家族と、笑いあえる日常の暮らしなどを、ご一緒に描いて行きます。
この住いづくりのプロセス自体が、楽しいものであるべきだと考えて、ハウジングラボでは「Architecture Design & Life Coordinate」という仕組みを用意しています。
まず、設計(Architecture Design)については、経験と考え方のヴァリエーションが豊富で、そして、お客様の実現したい様々なライフスタイルのご相談(Life Coordinate)にも、お応えができる人材(Supervisor)が、直接、最初から住まいづくりの対応をさせていただきます。

このような住まいづくりの進め方は、欧米の超富裕層(ビル・ゲイツ等)向けの仕組みですが、ハウジングラボでは、これを日本の一般の住まいづくりにもご利用いただけるよう、改良して導入しています。

ハウジングラボだけの独自の住まいづくりのしくみです。

暮らしインタビュー

暮らしの器が住宅です。
一般に各人の暮らしは、社会人として独立後の、独身時代から始まり、パートナーとの暮らし、新たな家族として、お子様が、加わって家族の暮らしが創られて行きます。暮らしは、家族の成長と共に変化します。
家を建てようと思い立ったその時点が、暮らしのスタートです。
現状の日常の暮らしを共有化することから、住いづくりは始まります。

現状の暮らしと言っても、日常の暮らしというのは、あたり前過ぎて意識せずに通り過ぎてしまっていますので、自身の事でありながら、案外暮らしを自分自身で理解していないものです。

暮らしインタビューに入る前に、生活タイムスケジュールという平日と休日の24時間の過ごし方を時間単位に、出来るだけ詳しく、どこで、何を、誰としているのかを書き出していただくところから住まいづくりが、始まります。

「場」×「コト」×「登場人物」=「暮らし」ですから、家の中の「どこで」、「どんなコト」を「誰と、あるいは、一人で」どのように過ごしていたのかを、出来るだけ詳しく対話しながら書き出していただくことによって現状の暮らしが見えてきます。
この現状の暮らしをベースに、新しい住まいでは、これだけは実現したいコト、現状の暮らしはここが不満とか、本当なら、こうしたいという想いを、加えながら整理して行きます。
さらに、時間の経過とともに家族が増え、成長しライフステージが、ステップアップして行きます。未来がどうなるかは完全に見通せませんが、ある程度の予測と対処を考慮します。
「時間軸」で考えながら、暮らしの変化を予測しますが、ライフステージごとに、思い通りに行かない場合も含めてそれを許容するためにどのように、設計の幅を持たすのかなどを、ご一緒に考えて行きます。

何を重視して住まいづくりを進めるのか

「生活タイムスケジュール」で現状の暮らしを共有化しながら、未来の暮らしを考えることは住いづくりのプロセスで楽しい時間の一つです。
その際、何を重視して行くのかということが大切な視点になります。
敷地面積や、ご予算の制約もあり、その中でより良い住まいを作るためには、「あれもこれもの幕内弁当方式の設計」では、中途半端な住まいづくりに、陥ってしまいます。
住まい手の意思が、最も尊重されるのはもちろんですが、参考にしていただきたいのは、ご家族全員が共に過ごす時間帯と場所を探し当てることです。
その時間帯と場所は、「最も重視すべきこと」が多く含まれています。
例えば、先ほどの生活タイムスケジュールで、平日にご家族が全員揃う場所と時間帯は、朝、7時~7時30分のダイニングでの朝食の時間帯だけしかないということは、往々にして暮らしの「あるある」です。
そうすると、このバタバタとしてあわただしい時間の僅か、30分がそのご家族にとって、平日では最も大切な時間ということにも、なりかねません。
特に将来、お子様が思春期を迎えて、家族間のコミュニケーションがぎくしゃくしがちな時期にこそ、重要な時間帯と場所になることも予測されます。

朝陽が十分に降り注ぐ位置に食卓テーブルを配置できるプラン、季節ごとの、日の出の位置、朝食時間帯の太陽高度などの情報に基づいて、部屋の配置を設定するなどの工夫で、家族の笑顔の頻度と明るさが変わってきます。
暮らし視点の設計の目的は、家族が楽しく、心豊かに過ごしていただくことですから、笑顔が生まれる空間の工夫は最も配慮し、よく考えなければならないところです。

朝食の支度とお弁当作り、朝食の後片付け

朝食の支度とお弁当作り、その後片付けは朝の短い時間に、家族との「楽しい暮らし」という、「暮らしのプラス面」と、「調理、後片付け」という、家事労働の「暮らしのマイナス面」が凝縮されています。
朝食の準備や、お弁当作りという調理という家事労働も家族のことを思いながら作るという、プラス面が後押しをしているでしょうし、調理そのものが好きだから、苦にならないという方もいらっしゃるでしょう。
とは言っても朝の忙しく短い時間で、起きてから、お出かけまでのルーチンワークを進めながらの家事労働であることに、変わりはありません。

ここを如何に、効率よく、スムーズに行えれば、一日を気分よくスタートできることにもなります。
そして何よりも家事には人それぞれの流儀があります。
夫婦、パートナーであっても「そのやり方は違う」と、思わず言いたくなる場面もあるでしょう。
必ずしも効率優先ではない、というのも家事の特徴です。

従って、生活タイムスケジュールで、家事労働を時間と内容をお聞きするだけでは不十分で、その具体的な作業方法まで共有化しないと、良い設計に至らないということが、ままあります。

食器洗いについても、お出かけ前に、軽く食器を水道水で、洗い流して食洗器に入れてスイッチONで、直ぐに職場へ出発、ということでOK。
帰宅後の夕食作りの際には、食洗器から食器を出してそのまま使う。そして同じように夕食後は、食洗器に入れて、スイッチON。
つまり食器棚は、平日には、ほとんど開けることはないというご家庭もあります。
その場合、夕食の品数は朝食より多くなるので、食器の数と種類が増えるがその場合はどうするのか、食洗器の容量をどうするのかなど、設計者としては「家事の流儀」によっていろいろと、お聴きしたいコトが出て来ます。

掃除についても個人的な流儀/主義がある

掃除の合理化目的から「お掃除ロボット」を活用される方、やはり「掃除機」という方、いやいや「床は全てクイックルワイパー」でというように様々です。
床の掃除についても様々ですから、トイレ、風呂、洗面などの掃除方法は、個人的な流儀/主義がかなり在り、異なるようです。
それに伴って、お掃除グッズも様々でどこに、どのような収納を配置するのかといった部分にも影響します。

暮らしやすさの基本は、暮らしのマイナス面を如何に合理的に、それをご担当される方の流儀を、設計者が理解しながら進めるところから始まります。

楽しい暮らし、実現したいコト

暮らしの重心を共有化することが、良い住まいづくりのポイントです。

住まいづくりの中心は、ご夫婦、パートナーのお二人です。

折角新しい住まいを実現されるのですから、お二人が、それぞれ個人的に実現したいコト、したかったコトは、可能な限り実現しましょう。
そして次に、お二人で、実現したいコト、現時点から時計を進めながら将来に亘ってこんなコトがして過ごしたい、を考えて行きましょう。

車やバイクをいじりたい、オールドカーを整備して家族とドライブしたいとか。
あるいはLPレコードを真空管のオーディオで聴きたいとか。
ガンプラ コレクションのディスプレイをしたいとか、フィギュアを制作する部屋が欲しい。
アニメの原作本が多く、収納とディスプレイを兼ねたいとかの具体的な想いが、実現したいコトの中心になると思います。

次にご夫婦で実現したいコト、直ぐに思いつく方、思いつかない方、あるいは、あくまでも個人と家族の時間を分けているので、夫婦の時間は就寝前の30分のくつろぎタイムで充分など、考え方もいろいろだと思います。
無理やりに何かを思いつこうなどとは考えず、自然体で、顕在化している想い、ずっと思い続けてきた潜在化しているお考えを設計者、ハウジングラボの場合は、「Architecture Design & Life Coordinate」のSupervisorと共有化させてください。
本格的な暮らしインタビューの始まりです。
敷地面積と法規制、ご予算の制限もありその中で、最も実現したいコトを整理しながら実現して行きます。

未来の楽しい暮らしについて、時計を進めて想像してみましょう

未だお子様はいらっしゃらないが、やがて欲しいと望まれているなら、まだ見ぬお子様との暮らしを想像してみましょう。
ご自身もそうであったかもしれませんが、親の思う通りには子供は育ってくれません。しかし、一緒に過ごす時間は、こうしたいとか、お子様の性格などにもよりますが、ある程度、「親のリード」で場を持てますから、イメージしましょう。
生まれてから6才(未就学期)まで、7才から12才(小学校期)まで、13才から18才(中高生/思春期)まで、そして19才以降(大人家族期)に分けえて考えましょう。

父親視点では、男の子なら、キャッチボールがしたいとか、一緒に釣りがしたいとか、成人したら酒を飲みたいとか、女の子ならいつまで一緒にふろに入ってくれるのだろうかとか、色々漠然とした思いがあると思います。

母親視点なら、女の子なら、可愛い服を着せたいとか、一緒に買い物に行きたいとか、友達親子になりたいとかの想いがあると思います。
このようなほのぼの系の思いの外に、もっと斬新な想いもあるかもしれません。

第1子の誕生から、子どもを産み終えるまでの家族形成期で実現したいコトから始まり、先ほどの年代ごとの楽しい未来の暮らしを描きましょう。
そしてそのための時間を捻出するために、家事の合理化などをもう一度、年代ごとに家事の増え方や、子どもの家事戦力化を、どう考えるのか(2才からある程度の家事戦力として見込むことはできます)、などを見通して行きます。
ただし、子どもは思い通りに育ってくれませんから、未来の絵を描きながら、現実対応の幅を持った住まいづくりを考えます。楽しい時間です。

現時点の暮らしが起点

ご承知の通り、想いはあっても、とってつけたような暮らしは実現できませんから、現時点の暮らしが起点になります。
現状の暮らしの共有化が暮らしインタビューの始まりです。
ご夫婦であっても、互いの見えていなかった暮らしを発見し、そういう生活細部の流儀があったのかと、新鮮な驚きもあるでしょう。
現状の暮らしを理解しあうところから、新しい住まいづくりは始まります。

まとめ

住宅業界では「とりあえずプラン」が、横行しています。
定食メニューのような住宅のプランはもはや存在しません。
〇〇LDKという考えが生まれて72年。
不動産情報や賃貸住宅では当たり前の「言語」になっていますが、この考え方が通用することは、令和時代には無いというのが現実です。
仮住まいの賃貸住宅ならまだしも、生涯に亘って60~80年間を過ごす住宅です。
しかも、生涯時間の7割を過ごす住宅です。
そこで暮らす方々の暮らしの器としての住宅は、家族の成長にリンクした暮らしと、住まわれる方々の価値観に基づいて、設計されるべきです。
ハウジングラボは、建築設計と暮らしコーディネートという「Architecture Design & Life Coordinate」視点で、お客様に向き合うことが、住まいづくりには、最も重要だと考えています。
外観デザイン、プラン空間/インテリアコーディネート、仕様設備部材、温熱環境/耐震性能などの住宅性能と、それをもたらす構造/工法、暮らしやすさ、などを、気づいておられない部分も含めて、お客様の暮らしを中心に置いて進めます。
その住いづくりのプロセス自体も楽しんでいただきたいと思っています。

その中で、お客様個々の、従来の暮らしを超えたKurashinnovation(暮らしの革新)を実現し、住宅内で過ごす時間の質(Quality of Time)を高め、それぞれのお客様にとって、最適で快適な住まいづくりをハウジングラボは追究し、ご満足をいただける住まいづくりを目指してまいります。

まず、ご相談ください。

株式会社ハウジングラボ
代表取締役 一級建築士 松尾俊朗

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