Privateルーム・Kidsルーム・Familyルームで個々のアイデンティティを大切にした住まい

京都府京都市A様邸
感性に優れ、こだわりの強いご主人様、仕事も家事も完ぺきにこなされる奥様、二人の男の子は、全く異なる個性の持ち主というご家族です。
一人ひとりの暮らしへの対応と、ご夫婦、母と子、父と子、兄と弟の触れ合いの、将来にわたる最適解を提供するのがテーマです。
ご家族構成
ご主人様
32歳
ライフスタイル商品企画主任
性格
運動やスポーツ観戦が好きで休日は子どものサッカーの練習や試合観戦をしている。
家事全般できるが、細かな家事は奥様におまかせ。
晴れているのに日中家中にいるのが苦手で、常に外気に触れていたい。もしくは大きな窓で外が見える状態が良い。
静かな環境が好き。モノが多い状態が嫌い。自分のペースで物事を進めたい。
こだわりが強く、自分のスタイルがある。

ご主人様
32歳
ライフスタイル商品企画主任

性格
運動やスポーツ観戦が好きで休日は子どものサッカーの練習や試合観戦をしている。
家事全般できるが、細かな家事は奥様におまかせ。
晴れているのに日中家中にいるのが苦手で、常に外気に触れていたい。もしくは大きな窓で外が見える状態が良い。
静かな環境が好き。モノが多い状態が嫌い。自分のペースで物事を進めたい。
こだわりが強く、自分のスタイルがある。
奥様
32歳
主任看護師
性格
とても几帳面で計画性が高く、行動力と向上心がある。
細部までこだわる丁寧な姿勢。
人と接することが好きだが、ひとりの時間も必要。
仕事(看護)が好き。
アウトドア派。

奥様
32歳
主任看護師

性格
とても几帳面で計画性が高く、行動力と向上心がある。
細部までこだわる丁寧な姿勢。
人と接することが好きだが、ひとりの時間も必要。
仕事(看護)が好き。
アウトドア派。
長男
10歳
小学5年生
性格
真面目。マイペース。友達と遊ぶことも好きだが、ひとりの時間も必要。
細かな作業(ものを作ったり、絵を書いたり)が好き。時折、繊細でこだわりが強い一面もある。

長男
10歳
主任看護師

性格
真面目。マイペース。友達と遊ぶことも好きだが、ひとりの時間も必要。
細かな作業(ものを作ったり、絵を書いたり)が好き。時折、繊細でこだわりが強い一面もある。
次男
6歳
小学1年生
性格
サッカー大好きで、毎日サッカーのユニフォームを着て過ごしている。
素直で好奇心旺盛。外で遊ぶことが好きでとにかく活発。

次男
6歳
小学1年生

性格
サッカー大好きで、毎日サッカーのユニフォームを着て過ごしている。
素直で好奇心旺盛。外で遊ぶことが好きでとにかく活発。
それぞれの組み合わせでの関係性
- 夫婦の関係性
- 互いを尊敬し認めている。補完関係にある。

- ご主人様とお子様の関係性
- 包容力があり、お子様の考えや行動を尊重している。

- 奥様とお子様の関係性
- 包容力があり、お子様との距離感をうまくとって成長を見守っている。

- 兄弟の関係性
- 正反対の性格。それぞれが持ってる強みでお互いを補い合える関係に・・・

- 家族の関係性
- 家族1人1人の個性が豊かで、それぞれが尊重し合うご家族。

暮らしインタビュー内容
暮らしインタビューは、必要部屋数や希望面積を聞いていく一般的に行われるヒアリングとは異なり、以下のような表やシートを活用し、ご本人も気づいていない特性や、暮らしの細部や価値観の理解を深めます。



ご家族全員の生活タイムスケジュール表は、それぞれの朝起きてから寝るまでのルーティーンやご本人も気づいていない特性、ご家族の様々な組み合わせでの時間(ご夫婦・親子・兄弟・家族全員)が見えてきます。
このような生活タイムスケジュール表に基づいて住まいづくりを行うと、毎日の習慣に違和感がなくなり、ご家族の時間大切な時間をより環境の良い空間にすることが出来るため、必須事項だと考えています。
現状のお住まい調査は、どういった物がどのくらいの量あるご家族なのか、収納の得意不得意などが見えてきます。
お住まい調査無しに住まいづくりを行うと、賃貸に対して持つ収納不足などの不満を、せっかく新たに建てたお住まいでも抱えることになってしまいます。
備蓄品の量で不安症度合や、リビングに一番多くある物の所有者で、誰が今家族の中心となっているのかも分かり、重要な要素です。
暮らしインタビューシートは、ご家族の価値観や暮らしの細部まで理解し、お客様の考えや価値観に設計者がすり合わせていくには欠かせないツールです。
具体的なプラン提案ではなく、暮らしの指針をつくったり、目指す住まいのイメージを共有していきます。
お客様からは、今まで知り得なかった家族それぞれの想いを知ることができ、とても良い機会だったと喜ばれています。
ご家族の価値観や性格、関係性に合わせた家づくり
性格の違う2人だから協力し合える空間づくり
「個室×2」+「兄弟の開放的なフリースペース」=子ども部屋
夫婦共働きで子どもだけで家にいることも多く、正反対の性格の兄弟がこれから先も協力し合える兄弟になって欲しいというご夫婦の想い。
1人6帖の子ども部屋を2部屋という一般的な考え方ではなく、1人3帖のパーソナルスペースで1人の時間を確保しつつ、2人で10帖のキッズスペースを設け2人で過ごせる空間構成としました。
3帖という広さは落着き感が確保出来るちょうど良い広さと言われます。
また、10帖のキッズスペースには、スタディーデスクを設け、勉強したり、広い空間で遊んだり、様々な用途で使用することが出来ます。
廊下や階段へはOPEN空間とし、天井も屋根成りに勾配天井としているため、実際の10帖という面積の2倍の広さに感じ、2人で過ごすことへのストレスを与えにくい開放的な空間としました。
実際のプラン

実際の完成写真


奥様の声と目が届くキッチンから自然とつながる暮らし
仕事が忙しい傍ら、家族の栄養バランスも大切にしたい奥様。献立や調理法、栄養バランスを考えた上で料理をするほどのこだわり。家にいる時間はキッチンにいることが多いため、家の中心にキッチンを配置しました。
キッチンにいると玄関、リビング、ダイニング、テラス、階段と、すべてが見渡せ「おはよう」と「おやすみ」、「いってきます」と「ただいま」など、コミュニケーションが自然に生まれます。
また、奥様が家族と暮らしの中心となり、お子様のちょっとした表情や声の変化も見逃しません。
夫婦や親子、家族それぞれの関係性でキッチンでの料理が中心に生まれるコミュニケーションキッチンです。
実際のプラン

実際の完成写真





仕事と子育てに時間を生み出す、家事が効率的に完璧に出来る家事動線
「キッチン・洗濯・収納を最短でつなぐ設計」
仕事のスキルアップに熱心な奥様は、家事育児も手を抜かず完璧にこなしたい性格。
洗濯をしながら朝ごはんを作り、洗濯が終わったら干す流れや、夜ご飯をしながら洗濯物を入れる流れなど、一気に完結する、家事効率が最も良い収納動線計画になっています。
実際のプラン

実際の完成写真


自宅でワーケーションが楽しめる書斎
「仕事の集中とリラックスを叶える設計」
ご主人様の在宅ワーク兼、奥様の医療のスキルアップの書斎。
基本的には使用時間が被らないとのことでしたが、今後の生活スタイルの変化で、被ったとしても2人で使うには十分な面積を確保しました。
持ち帰り仕事をする程度の書斎の使い方とは異なり、丸一日在宅で仕事をするのはかなりのストレスがかかるため、休憩用のベランダを設けました。
常に外気に触れていたいというご主人様には特に必須の空間です。
実際のプラン

実際の完成写真


個性豊かな4人が自然と集まるサンクンリビング
「それぞれのスタイルを大切にしながら程よい距離感でつながる空間」
家族1人1人のアイデンティティを尊重し合うA様のご家族には、2~3人掛けのソファを1つというオーソドックスなリビングではなく、個々に好きな場所や好みのくつろぎ方を選択出来るサンクンリビングに。
干渉しすぎず、程よい距離感で、それぞれ別々のコトをしながら同じ空間でなんとなくつながることの出来るリビングです。


暮らしインタビュー
このように暮らしインタビューでは、一般的な希望面積や必要部屋数などから作成するプランヒアリングとは異なり、ご家族それぞれの性格や家族間の関係性、暮らしの細部まで丹念に理解し、間取りに落とし込みます。
そのため、1つとして同じ間取りは存在しません。
近年、過去の統計から一般ウケする規格プランが出回っていたり、便利な間取り作成アプリが存在したりしています。
しかし私たち人間は、思いの外、自分自身のことを理解出来ていないものです。
「燦燦と太陽が降り注ぐリビング」という理想をもっているご家族に対して、南側に大きな窓を設けていても、敷地環境を汲み取っておらず道路から丸見えで日中カーテンを閉め放しというご家庭や、生活タイムスケジュールを聴いておらず平日の日中は仕事や学校、休日の日中は家族でお出かけなど、実は日中にリビングを誰も使っていないご家族は、多く見受けられます。
ご本人の理想ももちろん大切ですが、ご本人も気づかない実際の生活スタイルや敷地環境、現在のご自宅の様子などに基づき間取りに落とし込むことが、とても重要です。
